「ママは余計なこと考えないで、無事に赤ちゃんを産んでくれればいいの」平凡な主婦みどりは、一人娘で産科医の曾根崎理恵から驚くべき話を告げられる。子宮を失う理恵のため、代理母として子どもを宿してほしいというのだ。五十歳代後半、三十三年ぶりの妊娠。お腹にいるのは、実の孫。奇妙な状況を受け入れたみどりの胸に、やがて疑念が芽生えはじめる。「今の社会のルールでは代理母が本当の母親で、それはこのあたし」。
代理母出産をテーマとしたお話。
先が読める!と重いながら読み進めていて7割くらいまで来たところで
「これ、前に読んだことある!」と気づいていろいろな意味で衝撃を受けた。
- 作者: 海堂尊
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2010/03
- メディア: 単行本
- 購入: 3人 クリック: 59回
- この商品を含むブログ (80件) を見る