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新堂冬樹先生の『動物記』を読みました

新堂冬樹先生の『動物記』を読みました。


3部構成で、最初は人間に育てられたグリズリーの兄妹のお話。
人間の子供と共に育てられてきた2頭だけど、人間に裏切られて妹を殺され、
野生に帰った兄は後に動物や人間から恐れられ
クマ王と呼ばれる野生最強のクマになってしまいます。
幼い頃、その幼少期のクマ王と過ごした子供が大人になって再開し…みたいな話です。


もう一つは、2頭のジャーマン・シェパードのお話。
こちらも兄弟ですが、運命のいたずらで片方は人間をも恐怖させる野犬グループのリーダーに。
一方は、野犬グループに対抗する警護犬として人間に育てられます。
この兄弟二頭が戦うことになるわけですが、あれでこれで感動的です。


最後は、家族を守るプレーリードッグのお話。
自然の厳しさとか、家族愛などが詰まったすばらしいお話です。


これらを読むと、人間自重しろって思いますね。
いままでに読んだ新堂先生の作品とは違ったテイストで非常に面白かったです。


動物記

動物記