湊かなえ先生の『贖罪』を読んだ。
ここに書くのを忘れていたのだけど、
随分前に今度映画化される『告白』を読んでいて
おもしろかったので図書館で予約していた。
誇るべきところは空気のきれいさ、夕方六時にはグリーンスリーブスの音色。そんな穏やかな田舎町で起きた、惨たらしい美少女殺人事件。犯人と目される男の顔をどうしても思い出せない四人の少女たちに投げつけられた激情の言葉が、彼女たちの運命を大きく狂わせることになる――これで、私の罪は、償えたのでしょうか? 衝撃のベストセラー『告白』の著者が贈る、新たな傑作。
前回もそうだったと思うのだけど、
それぞれの人物が作品中の誰かに話しかける、手紙を書く
といったような形でストーリーが展開されていく。
読者は自分に話しかけられてような感じでそれを読んでいくのがとてもおもしろい。
いろいろな人間関係で起きている伏線が回収されていくのがよかったなあ。
- 作者: 湊かなえ
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2009/06/11
- メディア: 単行本
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