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乃南アサ先生の『氷雨心中』読みました

乃南アサ先生の『氷雨心中』を読みました。

山形の村から神奈川の造り酒屋に出稼ぎに来た敬吾。そこでは若くして死んだ敬吾の祖父の親友であった老人が杜氏をしていた。懸命に働く敬吾の姿が、老人に自分の許嫁と親友に起きた悲劇を蘇らせ、米が発酵する蔵で惨劇が繰り返される―。表題作ほか、提灯、線香、能面など職人の静謐な世界を舞台に、心の闇黒を浮き彫りにする、傑作心理ミステリ。

提灯という話が一番おもしろかった。


氷雨心中

氷雨心中